2012年7月8日
〜想いをフィルムに〜 小学生から夢見た映画監督業（その４）
俳優・声優であり、映画監督でもある、白鳥哲さん。
最新作 「祈り 〜サムシンググレートとの対話〜」が 完成したばかりです。
前編はこちら
< http://archive.mag2.com/0001115543/20120522114837000.html >
その２はこちら
< http://archive.mag2.com/0001115543/20120605133443000.html >
その３はこちら <http://archive.mag2.com/0001115543/20120621080000000.html >
小学生の頃からの念願だった映画の第一作目が完成し、
好評を博した白鳥さんは
第二作目として、右脳・幼児教育の大家、
七田眞先生の半生を描いた、ドキュメンタリー映画、
「魂の教育」（２００８年公開）を
製作することになりました。
< http://tetsushiratori.razor.jp/photo_gallery.html >
その撮影・製作中だった２００７年１０月、
白鳥さんは原因不明の
症状に見舞われます。
「ある日、耳鳴りに襲われ、自分の声がこもって聞こえなくなりました。
しばらくして、食事がのどを通らず、飲み込むことができなくなります。
１１月になると、声が出なくなってしまいました。
私の本業は声の仕事ですから、のどの不調は致命傷です。
アニメのレギュラー数本、洋画の吹き替え、朗読会の仕事など、
綱渡り状態で乗り切りました。
できるだけ声を休めるようにしながらも、１１月中旬には、
さらに、頭の芯から割れるような激痛に襲われ、
一晩中うずくまってしまうほどの 状態になってしまいました。
さらに １２月になると、舌がまったく動かなくなり、
肩の筋肉までが思うように動かなくなりました。」
なんと・・・。
原因はなんだったのですか？
「不調が現れてから、実に 二十件以上の病院を渡り歩いても、
なかなか、原因が分からなかったんです。
いろいろ渡り歩いて、ようやく脳腫瘍である、ということが分かり、
国立東京医療センターに 入院することになりました。
しかし、腫瘍は脳の奥にある、「下位脳神経」という部位にあったため、
手術ができる外科医の先生がおられませんでした。
入院生活は単なる検査入院という経過を見るだけで、
あらゆる検査を受けがそうですが、西洋医学上の治療は何一つ
受けられませんでした。」
・・・・・・。
「その間、映画の撮影スタッフに指示を出しながら、
まず医学書を買って、人体の構造について、徹底的に学んだんです。
人間の身体の精妙さと、それを調べ上げた西洋医学に対して、
『すごいなぁ、よくここまで調べたものだ』と驚きました。
肉体の構造を理解したら、次は東洋医学に取り組みました。
５千年の歴史がある、「中医学」という漢方の医学です。
人体には、「経絡」という、エネルギーの流れと、
「丹田」という「エネルギーのあふれる場所」、
「経穴」というツボがあります。
それらを「陰陽五行」で見ていく中医学には大変深いものがあると
思ったんです。
次に、「ホメオパシー」を学び、実践しました。
「同種医療」といい、西欧では２００年以上の伝統があるものです。
「毒には毒を」というように、病原と同質のものをあてがうと、
身体が持つ自浄作用で、吐き出されるというものです。
そのほかにも、次々に範囲を広げて、
「スピリチュアルカウンセリング」や「イメージ療法」、
「ホルミシス療法」、
「波動カウンセリング」など
代替医療」と呼ばれる、
ヒーリングや民間療法はすべて勉強しながら、
自分の症状の変化を確認していきました。」
ご自身が闘病なさりながら、それだけのことを学ばれたんですね？
「はい。そこで理解できたのは、
感情エネルギーというものが、
とても肉体に影響しているんですね。
不安や悲しみ、憎しみなどのネガティブで不調和な感情は
またたくまに 細胞が受信して、変化させていくのです。
緊張や怒りの場合は「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」という
科学物質が
脳内から発生されます。
一方、喜びや感謝などの感情を持つと、
「セロトニン」や「メロトニン」などの脳内物質が放たれます。
私たちの意識のあり方をそのまま細胞は受け入れるのです。
ネガティブな感情ほど、細胞にとっては不調和となるので、
毒素を生み始めます。
そういった毒素を、今度は体外へ吐き出そうとするために
炎症を起こし始めるのです。
私たちの体に炎症が発症して、
その発生元である感情などの、
意識の問題が変えられないままになっていると、
毒素を放った細胞が固まり始めるのです。
そしてそれは潰瘍という状態になり始めます。
『意識の不調和』を クリアできずに固執していると
潰瘍から肉体を守ろうとして自ら固い壁を作り始めます。
ＤＮＡがそのように働き始めるのですが、
それこそが 私を苦しめた脳腫瘍だったのです。」
・・・そして 人体や医療について学んだ白鳥さんは
自分の意識と体について、
深く 実践していくことになります・・・。
つづく
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