2020年1月26日
泣かないでアマテラス
毎年１月には「光を観る旅」で
恒例の初もうでツアーを開催します。
これまでは関東では埼玉の氷川神社、
明治神宮、川崎大師へ。
関西では京都の八坂神社、奈良の大神神社、
大阪の住吉大社や枚岡神社などに
参拝しました。
ところが、今年は「全く新しい場所」に
お参りしたくなったのです。
さすが令和の時代、そして２０２０年代。
新しい場所で、スタートを切るのね。
ということで、関東では
相模の国一之宮、寒川神社と大船観音寺、
関西では上賀茂神社と下鴨神社に参拝しました。
いずれも「厄除け」「八方除け」といった
災難除けの神社です。
毎回、「光を観る旅」では、理屈ではなく、
感覚的に「惹かれるところ」にお参りします。
不思議なことに、タイミングと場所を間違えると
なぜかお申込みが入りません（苦笑）
おかげさまで、今回は
西も東も、ほぼ満席の状況でした。
１２日の参拝を終えて自宅に戻ると
ちょっとしたトラブルが起きておりまして（@o@)
後から考えると、これが幾重にも
守られていたことがわかりました。
厄除け、まさしくその通り！
早速に、ご利益をいただきました。
色々な意味で、厄除け祈願、
今年はとても、重要だと思います！
今日の新月の日が春節祭、
節分もありますから
まだまだ新年の祈願に間に合います。
ぜひ、気になる方はお出かけください。
１９日の寒川神社と大船観音寺へのツアーの後、
「直会（なおらい）」と称して
カラオケの集いを開催しました。
その折にふと、その昔よく歌っていた曲を
思い出しました。
中島みゆきさんの
「泣かないでアマテラス」という曲です。
< https://www.uta-net.com/movie/55056/ >
古事記の「岩戸隠れ」を題材にした
「夜会 VOL.4 金環蝕」という
ミュージカルのような舞台の劇中歌です。
（ちなみにDVDが出ています）
実は、この歌を歌いながら、
泣けてきて仕方がありませんでした。
哀しみを抱えて岩戸に隠れてしまったのは
太陽神である「アマテラス」ですが
言い換えると、それは眠ってしまった
一人一人の魂の光でもあります。
そして岩戸に隠れてしまったアマテラスを
岩戸からおびき出すきっかけになったのは
ユーモラスで、歌と踊りが大好きな
アメノウズメという女神でした。
「金感触」ではみゆきさんが
アマテラスもアメノウズメの両役を
演じているのですが、
私たち一人一人がアマテラスであり、
また他の誰かに対しては
アメノウズメにもなれるんだよ、
というメッセージがこの歌には
込められていると私は感じました。
もうすいぶん、昔のことになりますが
仕事について、
神さまから教わったことがあります。
「事に仕える」と書いて
仕事＝しごと、といいます。
しかし本当は
神事（かみごと）に仕える、
ということだそうです。
日本には八百万の神々がいらっしゃいます。
食の神、医療の神、衣の神、土地の神、
農耕の神、交通の神・・・などなど。
そう考えると、今、私たちが
何らかの形で働いているということは、
八百万の神々の御使いとして
立ち働いているのだ、ということです。
まさしく、令和の時代は
そのように、一人一人の御霊が
本当に心の奥底から願っていることを
仕事にして、また生業として
生きていく時代なのだと思います。
仕事とは、お金を稼ぐためのもの、
というだけではすませられない世界に
なっていくのですね。
「私には何もない 与えうる何もない
君をただ 笑わせて 負けるなと願うだけ
地上に哀しみが尽きぬ日はなくとも
地上に憎しみが尽きぬ日はなくとも
それに勝る笑顔が 一つ多くあればいい
君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ」
激動の２０２０年代と言われていますが
一人一人がアマテラスであり
またアメノウズメであり、
本当の自分自身となって、
周りを照らす存在に
向かっていること。
そして令和はまさしく
そのような時代であるということを
改めて感じた１月です。