2018年10月25日
「さそり座木星の1年が、もたらしたもの」
昨年の9月に木星がさそり座入りして、約1年。
思い起こせば、その頃から、
人間の持つ深いところ、
ある意味ドロドロとした側面を、
たくさん見せられることがありました。
実際には、私自身がトラブルに
巻き込まれたわけではなかったのですが
立場上、そういう人間模様を
間近で見せられてしまったという状況でした。
どうしてこんなことに巻き込まれてしまうのかしらと
久しぶりに自責の念に苛まれたりもしました。
ここ数年、トラブルめいたトラブルは
ほとんど遭遇したことがなかったので
そういうドロドロした感情が噴き出す空間に
関わることは、私にとって、
苦痛以外の何ものでもありませんでした。
苦しみや憎しみというのは、
人の心が作り出している。
似たような波動を持つ人同士が
互いにそういう事象を引き出し合ってしまう。
今にして思うと、
そういうドラマの中に引きずり込まれ、
人の想念が作り出す「苦界」というものを
見せられてしまったのだと思います。
そんな気持ちを抱えつつ、
2月の奄美大島、7月の台湾と
大きな旅を体験するうちに、
だんだんとそれを昇華させていくような
出来事が起こっていきました。
はっきりと潮目が変わり始めたのは
たぶん5月頃だったと思います。
そして自分の中で、一連の出来事が
すとん、と決着したのは、暑い夏のことでした。
あぁそうか、視点をどこに置くかによって
ものごとの見え方も、感じ方も
ずいぶんと変わってくるものなんだな。
自分本来の立ち位置とは違うところで
ものごとを見ていたことが
いろんな不快の原因だったんだな、と
ふと気づいた瞬間がありました。
そして、その立ち位置から物ごとを見る、
ということを手放そうと決意したのです。
そうすると不思議なことに、本来ならば
不快だったはずのつながりの中から
一つ、二つと幸運やラッキーのタネが生まれ
今度はびっくりするほど、
快適な空間が生まれ始めました。
互いを尊重し合い、心地よいつながりが、
幾つも生まれ始めたのです。
おかげさまで、今は本当に快適な空間に
住んでいます。
あのドロドロとした
粘着質の時間とは打って変わって
今は驚くほど、軽くて快適な時間です。
でも、
今となっては、そのドロドロがあったから、
今の快適さのありがたみも理解できる。
陰と陽、まさにこの世は、
表裏一体なのだと思いました。
そんなわけで私にとって
さそり座木星の1年は
前半に、何を手放すべきかを、
しっかりと認識して、
後半になると、今度は
これからの自分にとって、
必要なものは何か、
大切なつながりとは何かを
確認するための時間だったと思います。
ラッキースターと呼ばれる木星は
この11月8日に、
さそり座からいて座に移動します。
約1年で移動する木星は
毎年、地上の人々に「課題」を提示します。
この1年、私にとって「つながり」とは何ぞや、
ということを学ばせてくれました。
残り2週間、木星はラストスパートをかけるそうです。
最後の最後に、何かを見せてくれるのか、
それともこのまま、駆け抜けるのか。
ちょっとドキドキしたりします(笑)
この満月の日に、殻を破って、
新しいステージに以降したいと思います。
そして11月8日は新月でもあります。
この2週間、とても貴重な時間ですよ。