2017年12月4日
「パワースポットは場所から人へ」
あっというまに師走になってしまいました。
今年はものすごく飛行機に乗ったと思います(苦笑)
2017年の締めくくりの旅として
「光を観る旅 鹿児島・与論島」を開催するために
先月、生まれて初めて、与論島に行きました。
お恥ずかしいことに、ツアー主催者の私も、
ヨロン島ってどこにあるの?沖縄?鹿児島?
・・・というレベルだったのですが、
鹿児島県の奄美諸島に属し、日本で最西端の島であり
沖縄県との県境にある人口約5000人の島。
だということは今回、初めて知りました。
遠浅の海と、白い砂のおかげで、11月とはいえ、
ヨロンブルーといわれる透明な海が
本当に美しく、心奪われるほどでした。
2泊3日の行程でしたが、60もの海岸がある
周囲20キロの小さな島を、くまなく回りました。
島には「風葬」という独特な風習が残り、
拝所(ウガン)と呼ばれる島独特の聖地や
妖怪が現われるという不思議な心霊スポットなど
興味深い場所もたくさんありました。
琉球王朝とも縁が深い、島の歴史も
垣間見ることができました。
出発の日の朝は冷え込んで気温4度だったのに
現地に着くと、20度を超えていました。
日本という国には本当にいろんな地域があります。
2日目の夜は、ツアー会社の方のご配慮で
夕食の後、地元の方々と懇親会が開かれました。
連れて行かれたのは、昭和の匂いが残る
味わい深いスナック。
広々としていますが、なんだか妙に空間が広い。
宴席が始まると、その訳が分かりました。
与論献奉(よろんけんぽう)という
島独特の杯の回し飲みに始まり、
与論島に住む10名近い方々による、
フラダンス、昭和歌謡、笑福亭鶴光に、
果てはピコ太郎、ブルゾンちえみまで登場して
一大かくし芸大会の場となったのです(@o@)/
60代、70代の方が若い者を従えて
お元気に歌い踊っておられました。
これぞ南の島のポテンシャル・・・!!
いえいえなんの、、ここで驚いてばかりはいられません。
関西人であり、バブル全盛期を知る不肖ハセガワ、
十八番であるピンクレディーに中森明菜、
さらには恋ダンスまで繰り出して
必死の応戦をいたして参りましたっっ!!
しかし、島の方々の勢いには
終始、圧倒されっぱなしでした(^^;)
聞けば、島の方々は皆さん、歌や踊りが大好きで
結婚式の披露宴ともなると、みんな舞台に立ちたがり、
スケジュールは余興続きととなり、
花婿と花嫁は親族の誰を舞台に上げて
誰をお断りするのかに,苦心するのだそうです(笑)
そういえば、与論ではありませんが、
奄美大島の本島では、毎年、
「余興コンテスト」なるものがが開かれ、
皆さん、歌や踊りの練習に余念がないそうです。
その大会で3年連続で優勝したという
パヒュームの踊りを完コピする男性は、
奄美では知らない人はいない有名人なのだとか。
さ、さ、さすが南の島。
宴会の最後は必ず三線を持って踊ると聞いていましたが、
もはやそれどころではありませんでした!
・・・と書くと、島の方々は、
ただ楽しく飲んで歌って暮らしているだけに
思われるかもしれませんが。
実は与論島は、新婚旅行のメッカとされ
沖縄が変換されるまでは、
メイン通りに人が溢れかえるほどの
賑わいだったそうです。
しかし、沖縄が変換されて新しいリゾートホテルが
次々に建設されると、いつのまにやら
与論のことは忘れ去られ、大都市からの直行便はなくなり、
閑古鳥がなく有様になってしまったそうです。
危機感を持たぬまま、その日暮らしに追われていると
一気に凋落するということを身を
与論島の人々は、身を持って知ったのだそうです。
そんな経緯もあり、地元の方々の心には
訪れる人々を心からもてなそうという気運が
満ち満ちているのだと思いました。
実際に島の観光センターに伺った際も、
島の歴史や風景、展示物について
詳しく案内してくださる方がおられました。
その説明のおもしろくて、、まぁ楽しかったこと!
島を愛している人の心意気が伝わって来ました。
立派な建物を建てるだけでなく、
そこに「人」がいてこそ、
本当に光と力が宿ることを実感しました。
やはり、旅はいろいろな教訓と学びを得られます。
ただ、楽しいだけではなく、
出会いと気付きをもらえます。
目をつぶると、今でも水色のヨロンブルーの海が
浮かんで来ます。
また訪れたい場所が一つ増えました。
そしてそこには、また会いたい人がいるのです。
「光を観る旅」は2010年からスタートしました。
今年はポルトガルやバリ島にも行きました。
7年、開催を続けてきて、こんな形になるとは
始めた当初は思いもしませんでした。
たくさんの方にご縁をいただいて、
すでに100回をゆうに越えています。
でも、まだまだ、訪れていない場所はたくさんあります。
「聖地」だけでなく、
その地に住む人々の息遣いも感じたくて
これからも楽しく旅を続けて生きたいと思っています。
さて、ワタシは今度は、次の旅のために
欅坂46のダンスを覚えますq(*^o^*)p