2017年2月15日
「貴重な経験と、今の時期に思うことなど」
前回の新月の時は、奄美大島にいましたが、
この11日の満月は、東京に滞在していました。
その間に、節分、立春を迎えて、
この2週間は2017年が本格的に始まる、
もう一つの年末年始、といった様相でした。
とにかく毎日、起こる出来事が濃密な2週間でした。
その中でも特筆すべき出来事は、
2月の7日から10日までの4日間、
勤労奉仕のため、皇居と赤坂御用地に
通っていました。
以前から何度か、参加するチャンスは
あったのですが4日間連続で通うことが条件と聞き、
これまで、二の足を踏んでいたのです。
けれども、あと2年で平成の御世も終わる、
となると、一度は参加しておかねば、と
意を決して、申込みをしたのでした。
勤労奉仕とは、皇居や赤坂御用地のお掃除が
最大の目的ではあるのですが、その際に、
天皇皇后両陛下と皇太子殿下のご会釈を
賜ることができるとお聞きしていたので、
ならばなおのこと、と思った次第です。
朝8時から夕方4時近くまで、
皇居の中のお庭や施設などを、お掃除するのですが、
担当の方にご案内つきで、見学もさせていただけます。
そしてご奉仕3日目に、
皇太子殿下の御会釈を賜りました。
赤いタートルネックのセーターをお召しになり、
緊張している私たちを出迎えて下さいました。
テレビや新聞で拝見する時のような
ご公務でのフォーマルな服装を想像していたのですが、
今回は私たちの方が、敷地の中に
お邪魔させていただいていることを改めて感じました。
さらに翌日は、驚くほどの近い距離で、
天皇皇后両陛下にお目にかかることができました。
お二人とも、人としての「在り方」を
極められた存在であられる、という印象を持ちました。
「天皇」という、生まれながらに
日本国の象徴、という運命を担われた存在。
その天皇陛下を全力でもってお支えしようと決意され、
寄り添うように生きてこられた皇后さま。
その高貴なたたずまいに、
ただただ、圧倒されるばかり・・・。
お二人とも、80歳というご高齢を迎えられてなお、
気高く、気品と慈愛に満ち溢れておられました。
その会場には、おそらく100人以上の人が
来ていたのですが、一人一人のことを
心から慈しむお気持ちがにじみ出ていて、
けして形式ばった対面としてではなく、
むしろリラックスした感じで、
気さくにお声をかけてくださいました。
御所へお戻りになる際も、お車の中から、
身を乗り出すようにしてお手を振り続けて下さり、
一緒に参加したメンバーは、30代から40代の
若い世代が中心でしたが、涙ぐむ人もいました。
昨年8月の「お言葉」が発せられてから、
「皇室」や「天皇」に対する人々の意識が
高まっていて、
皇居のバスツアーの申し込みが増えたり、
一般参賀への参加が増えたり、
皇室関連の書籍もよく読まれているそうです。
このような時期に、貴重な機会をいただけたことは
とてもありがたいことでした。
私にとっては、初めての勤労奉仕でしたが、
その皇居での勤労奉仕を終えた翌日が、
11日の満月の日でした。
何かが「満ちる」タイミングでもありました。
この先、今はまだ、いろんなことが未知数ですが、
新しい次元に向かって、何かが変容していることは
間違いないと思います。
今の時期、できるだけ私が心がけていることは
「今までにないこと」をやってみることです。
知らず知らずの間についた習慣を、
意識的に壊してみようと思っています。
ランチのお店、いつもの道など、小さなことでも
ちょっと変化をつけてみるのです。
お声かけいただく事がらも、なるべく
「今までの基準」で判断しないように、
新しい目線で、受け取ろうとしています。
2008年から始まった9年サイクルが
昨年で終わりました。
この2017年から、新しい9年サイクルが
始まります。
なので、過去の9年サイクルで出来上がった
常識や習慣をできるだけ壊したり、
手放したりしています。
それで不都合や不具合が出たら、
また元に戻ればいいと思いますし。
今年は種まきの年ですので、
8年か9年後に何かの結果が出ればいいな、
というくらいの気持ちで、
新しい取り組みをしています。
皆さまも、ぜひお試しくださいね。