2012年4月21日
アメリカ旅行記 その1
4月11日に関空を出発して
サンフランシスコから、
ワシントンDC、そしてニューヨークへ。
一生行くことはないだろうと思っていたアメリカの大都会に
足を踏み入れて来ました。
ワシントンDCは、政治の街だと思っていましたが。
観光客にもたくさんの見所のある街でした。
今回のアメリカツアーの発端は、
ハープ奏者の中野智香子先生の演奏会があることでした。
さくら祭り100年記念、それもワシントンDCなんて
一生に一度のことです。
もしお邪魔でなければ、とお願いいして、同行させていただきました。
横浜を中心に集まったのは12名。
横笛や、小鼓、クリスタルボウルの奏者の方々、
中野先生のご主人やお友達もご一緒でした。
半分は初めてお会いする方々ばかりでしたが、
とても和やかに旅をすることができました。
桜祭りの経緯については、前回のこのメルマガでも書きましたが
行ってみて驚いたのは、とにかく、このワシントンDCでは
とても大きなイベントとなっていることです。
4月14日の午前中にパレードが繰り広げられていました。
今回は、石原都知事もオープンカーから手を振っていたり、
横浜の日米協会の方々が市の歌、「あらめや音頭」を踊ってたとか
荒川太鼓が現地で絶大な拍手で迎えられていたとか、
日本からも、大勢の参加者がいましたね。
あとは全米の高校生や大学生のマーチングバンドやバトントワリング、
ミスアメリカを始め、ミス○○州の美女達、
オートバイの曲乗りとか、
自転車に乗ったピエロとか
体操クラブの宣伝とか、宗教団体とか
まぁとにかく、カラフルなパレードで盛り上がっていました。
沿道には、数万人規模の人たちが
見物に来ていました。
全米屈指のお祭り、というのもうなづけます。
そして午後からは、中野智香子先生の演奏会。
ワシントン記念塔の真裏に建てられた特設ステージで開催されました。
アメリカの首都・ワシントンDCの象徴である塔の目の前。
そこに西洋の楽器と、小鼓、横笛、クリスタルボウルといった
和洋の楽器の音色が混合で響き渡るのでした。
3月11日の天河神社、4月10日の熊野神社に続いて
わたしにとっては、
3度目の演奏会ですが、
このワシントンDCの青い空の下で、
この音色を聞いていることに
自分でも、とても不思議な気持ちがしました。
ワシントン記念塔のある公園のすぐそばには、
戦没者の慰霊碑などがあり、そこに眠る人々の魂にも
きっと、
この音色は届いたことと思います。
特設ステージでは、中野先生の演奏の前後にも、
日本から来ていたコーラスの方々などが演奏されていました。
後で分かったことなのですが、
この特設ステージで演奏できるのは
そうそう簡単なことではないのだそうです。
中野先生の予定は3週間前に決まったのですが、
このステージには日本からも多くのグループが演奏を申込まれたようですが
結構 断られていたそうです。
ここにも、何か天のはからいのようなものを感じました。
前日の13日にも、中野先生は日米協会の親善パーティの中で
演奏されたのですが、その会場は、歴代大統領が
就任パーティをするという由緒あるホテルでした。
他の日に、ワシントンDCの半日の観光ツアーに参加してきました。
ホワイトハウスや、リンカーン記念館などを回りました。
街中には立派な彫刻や建物がたくさんあります。
確かに政治の街ではありますが、
観光客として訪れても
見どころはたくさんにありました。
この街は、フランスの都市建築家が設計した計画都市で、
かのトーマス・ジェファーソンが「アメリカのパリにしたい」という
願いに忠実に作られたそうです。
ホワイトハウスを始め、ワシントン大聖堂、連邦議会議事堂などの
建築物の美しさは特筆ものです。
青く澄みきった空に、白い建物が映えてとても綺麗です。
さらに圧倒されたのは質・量ともに世界でも有数の博物館群。
今回、足を運ぶことができたのは
国立スミソニアン博物館の
国立航空宇宙博物館と、スミソニアン・アメリカ美術館の二つ。
しかも、アメリカ国民であってもなくても すべて無料。
政府の財源、及び寄付、寄贈、ミュージアムショップ、
出版物からの
利益で賄われているためだそうです。
アメリカ美術館は、ヨーロッパ絵画を中心とする展示物。
正直、歩き回るだけでも大変でした(苦笑)
国立航空宇宙博物館では、航空機の歴史や、宇宙開発の歴史など。
リンドバーグが乗っていた飛行機や、アポロ11号の宇宙船司令室とか
木製探査機パイオニア10号とか、ハッブル望遠鏡とか
実物、本物がいっぱいあります!これはすごい!!
航空機マニアの方にはたまらない場所だと思います^^
いやはや、国家の威信、というものを見せ付けるには、
十分すぎるほどの規模と数。
アメリカ国民なら自国に誇りを持てるでしょうし、
異国の観光客なら 「アメリカってすごい国」だと感じ入ります。
国力、というのは、こういう形でも伝わってくるものだと思いました。
予備知識なしで行ったのですが、
スミソニアン博物館は19館あるそうで、
博物館めぐりだけでも、ワシントンDCで1週間は過ごせます。
いろんなものを見すぎて、訳が分からなくなりそうですけど(笑)
しかし、やはり、百聞は一見にしかず。
現地に足を運んでみる、というのは、やはり大事なことですね・・・。
あ、ところで、かんじんのさくらはですね・・・、
今年は異常に気温が高かったそうで
さくら祭りが始まる
3月20日までに満開になってしまい、
すっかり散っていました。
かろうじて、八重さくらは咲いていましたけど。
それだけは、残念でしたね・・・(>o<)
つづく