2012年2月22日
まつりごと
先日、東京で「龍馬プロジェクト」の合宿研修に参加してきました。
< http://ryouma-project.com/ >
道州制、憲法、経済、プレゼンテーション力の研修に加え、
龍馬プロジェクトのメンバーの首長(くびちょう=市長や知事)たちによる、
パネルディスカッションなど、盛りだくさんの研修でした。
龍馬プロジェクト、とは超党派の政治家集団です、政党ではありません。
主に、全国の20代から40代の、若手地方議員がメンバーですが、
中には私のような、一般の経営者やサラリーマンも属しています。
日本を変えよう、という思いのある人たちの集まりです。
2年半ほど前に、中心メンバーの方々とご縁をいただいたことをきっかけに
会員になりました。
スピリチュアルな世界で生きてきた私にとって、ここはまったくの異空間です。
もちろん、けして選挙に出ようとか、議員になりたいという思いが
あるのではないのですが。
ただ、政治、という、ある意味遠い世界について身近に関わることなど、
そう滅多にあるものではないと思いました。
現役の議員さん達のナマの声は、非常に勉強になります。
私自身も、メディアで見聞きする政治の情報に失望しかけていたところ、
「そういう輩ばかりではない」ということを実感しました。
日本も、まだまだ捨てたものではない、ということ。
また、有権者としての立場で、私のようなど素人が、彼らに率直な感想や
意見をお伝えすることも、僭越ながら一つの役目かもしれない、とも思いました。
大阪では、橋下市長の号令のもと、「維新の会」が「大阪都構想」を掲げ、
さらには国政を変えようという気運が出て、台風の目になっています。
意見はいろいろありますが、これだけ世論を動かし、人々を引きつける力は
たいしたものです。
政治は、ブームや流行ではありません。
選挙のときだけ、立候補者の演説を聞いていても、何も分かりませんよね。
当選した後、彼らがどんな主張を訴え、それをどうやって実行しているのか。
選挙後を見つめることも、必要だなと思います。
かくいう自分も、長いこと、政治は他人ごと、のように思い、
ずいぶん投票用紙を無駄にしてきました。
考えてみれば、私たち女性には、終戦後まで選挙権はなかったわけです。
権利と同時に、責務も得たわけです。
遠くの誰かがやっておいてくれるだろう、と思い込んでいた
自分の他人ごと感に対する 忸怩たる思いがあります。
昨年の統一地方選挙で当選し、全国最年少知事として話題になった
三重県の鈴木英敬知事も、出馬前から、龍馬プロジェクトのメンバーです。
研修会や懇親会などで何度かお会いしたことがあり、
日本の現状について熱く語る姿を見て、すごい人がいるなぁと
思っていました。
彼らの話を聞けば聞くほど、日本の現状はけして安心できるものではないと
いうことを知りました。
彼らも、議員になり、さまざまな場面で体験し、学べば学ぶほど、
危機感が増すのだそうです。
年金や保険、長く続くデフレ経済、少子化・高齢化について、
世界情勢と外交・・・。
「今までの繁栄は、戦後の復興を支えた先人たちの努力の賜物です。
その利子で今の我々は食べさせてもらっているようなものです。
この20年ほどの間の結果が、これから先、目に見える形で、現れると思います。」
と現場のナマの声をお聞きするにつれ、安穏と自分の身の回りのことばかりを
考えているわけにはいかない、と痛感します。
しかし、彼らのような志のある若者が本当に活躍するためには、
まず選挙という関所を通らないといけないのです。
結局、有権者の意識が低いと、志のある人が「国を変えよう」といくら叫んでも、
それは実現できないのだということを実感します。
平和で安定しているときは、政治が遠い場所にあるものだと思います。
けれど、今は大動乱のとき。
まさに、一人一人が変わることが大事なのだと思います。
また、その思いを誰に託そうとするのかも、しっかりと見極めないといけません。
今年は、そうやって培った現役の議員さんや、政治家の方々の声を
実際に聞いていただく場面も積極的に作っていこうと思っています。
スピリチュアルな世界でミッション・ナビゲーターを名乗る自分がなぜ、と
たずねられることもあるのですが。
一人一人が、自分のミッションを探し出し、自分が本当に生きがいを
持って生きる道を探すこと。
果たして、その先にあるものとは・・・、
世のため、人のため、ということだったのですね。
一人でも多くの人に喜ばれることがミッションを果たしていくことの
一番のモチベーションですから。
結果、国のあり方やまつりごとも、
実はスピリチュアルな世界の先にあるのだと痛感します。
今日はちょっと、まじめなお話でした(^^)