2010年7月12日
国の変容は、一人一人の意識から
参議院選挙も終わりました。
6月に参加した会合の席で、
ある政治家の方のお話しをお聞きしていて、目からウロコが落ちました。
「人の心が良くなるように、発展するようにもって行くのが政治の力」
この言葉に、はた!と気付いたのです。
それはそのまま「スピリチュアル」が目指すところでもあるのです。
それと同時に、なぜ自分がスピチュアルな世界をこころざし、
なぜ自分がこの時期に政治を志す若者たちと出会ったのか。
はらはらと、疑問が解けていきました。
そして
「スピチュアル」、「ビジネス」そして「国づくり」
私の中では、この三つは正三角形なのだな、と思ったのでした。
改めて書きますけれど、
私はけして選挙に出て政治家を
目指そうと思っているわけでありません。
あくまでも、ミッション・ナビゲーターとしての立場は変えません。
しかし学べば学ぶほど、今の日本という国の現状には憂うべきものが、
たくさんあるとわかってきたのでした。
けして、のほほんと暮らしていられるような状態では
もう、ないのです。
今の私達は先輩たちの残して下さったものの利子で、
暮らさせてもらっているような感じです。
でも今やその元本がどうなっているのか・・・。
危機感を抱いている人が、本当に大勢いるのです。
今、私が出会う30代、40代の若手経営者の方々も
口をそろえておっしゃいます。
「自分の会社の経営ももちろん大事だけど、
それよりも日本のことを真剣に考えないと!」
ここではあまり詳しいことは書きませんが、
どうぞご自身の目で、耳で、
確かめていただきたいと思います。
私は今年に入ってから、その「危機感」について自分で確認したくて
ずいぶん歩き廻りました。
いろんな方のお話をうかがいました。
経営者をはじめ、現役の政治家、政治家志望の若者、
農業従事者、
政治家のブレーンをされている方・・・。いろいろです。
勉強会に出たり、インターネットの情報を集めたり。
今、はやりのツイッターでも、現役の政治家の方たちが
リアルなつぶやきをたくさん発信してくれています。
そして皆さん口をそろえておっしゃるのです。
「日本はこのままではいけない」
「小さな子ども達の未来に、ツケを回してはならない」
実は国民の多くが、政治に無関心でいられるというのは
平和な証拠なんだろうと思います。
日本には徴兵制度もないですし。
でももう、無関心でいられない本当に大変な時期に来ていると改めて痛感しました。
今年、「龍馬伝」が放映されているのも、天の采配でしょうか・・・。
150年前の若者たちが、国を憂いて生命をかけて走り回っています。
だけど走り回っているのは、ほんの一部分の人たち。
江戸でも、京都でも長崎でも、高知でも、多くの庶民たちは、普通に、
普段の暮らしをしている。
それがある日突然、あっけなく、幕府が転覆するなんて思ってもいなかったと思う。
・・・私はもちろん、庶民の一人でしかないのだけれど、
「人の心が良くなるように、発展するようにもっていくのがスピリチュアル」
という信念と哲学のもと、
今の自分のミッションを、果たし続けようと誓ったのでした。
政治の手前のもっともっと底辺の部分こそが、
国家を造っているのだと思うのです。
そしてそれは、一人一人の『意識』にかかっているのだと。
政治家の存在は、その国の民の集合意識の現われですから。
だから優秀な政治家が登場するかどうかは、みんなの責任なのです。
まさに、政治の根源になるのは意識の領域なのです。
意識の領域では今、地球に住む一人一人が「マスターマインド」と
なることが急務だと思っています。
もう自分さえよければ。
という考えは通用しません。
その意識のままでは、「自然に」淘汰されてしまうでしょう。
実はこの6月の新月から7月の新月まで期間は、
私達にとって非常に大きな意識変容の時期でした。
おそらく8月に入ったら、皆さんの価値観が自分でも気付かぬ間に変わっていたということが
たぶん少なくないと思います。
一人はみんなのために。
みんなは一人のために。
この国が変わるためには、まず自分が変わることが一番大事なのだと
ひしひしと思う私です。