2011年4月
「自らの意思に沿って」
このたびの東日本大震災におきまして、
被害に遭われた方々に心から哀悼の意を表すとともに、
心よりお見舞いを申し上げます。
未曾有宇の事態となった今回の震災と原発の事故によって
この国の「安全神話」が、あっというまに崩れ去ってしまいました。
これからは、「引き受ける」という覚悟をどう決めるか、だなと
私は思っています。
私達が自然を破壊し、私達が地球を困らせ、経済優先の
社会にしてしまったから。
政治家が悪い、と言ってもその政治家を選んだのは私達です。
電力会社が悪い、と言っても、原子力の力でできた電気の恩恵を
享受してきたのは、私達です。
いまさら誰がどうのと批判しあうよりも、
もう「すべて己の業なのだ」とそれぞれがそれぞれの形で
わが身に引き受けていくしかないではないか、というのが
今の自分の境地です。
20年も前から、「日月神示」をはじめ、数々の予言などで
ずっと言われてきました。
少なくともスピリチュアルな世界を学んで来た方々は
一度は目にされていると思います。
警告はずっと前から、出されてきていましたから。
早くからそういう本を手に取って、学んできたのです。
学ぶ機会も与えられてきました。
たぶん、ここからは、それぞれの感覚、
信念に従って行動するのみだと思います。
放射能の影響についても、「専門家」によって、意見はさまざまです。
その専門家の方々も、立場とスタンスが違いますから
見解はこれまた、それぞれです。
どんな情報をどんなふうに解釈して、それを受け取るのかも
また自分次第なのだと思います。
自分の意思で選びとり、その結果を自分で受け取る。
今回の震災で、「自分にできることってなんだろう」ということを
老若男女、誰もが考えざるを得なかったと思います。
大きな流れの中で、一人にできることは限られていることを
それぞれに、痛感させられました。
だからこそ、自分にしかできないことを目の前のことを
精一杯やろう、と覚悟を決めるしかないのだと思いました。
地震大国の日本で、約束された「安全」などはないと、
たった一ヶ月の間に、それが見せられてしまいました。
明日、死んだとしても悔いのない生き方をすること。
それが、今私達に出来うる最善のことなのかもしれません。
与えられた命を、精一杯使って、生きていきましょう。
AKIKO.HASEGAWA