2023年2月
「すっきりさせよう！」
2023年が始まり、早くも１か月が過ぎました。
「年明け」とは、いろいろな暦を意識していると
段階を経て少しずつ明けていくという
おもしろさを感じます。
西暦（グレゴリオ暦）の１月１日。
旧暦（太陰暦）では今年は１月２２日。
２月３日の節分と４日の立春。
宇宙元旦と呼ばれる、３月２１日の春分。
冬から春へと、少しずつ季節が移り変わり、
生命の息吹が満ちていくようです。
さて、そんな２月ですが、表には表れなくても、
世界情勢や政治、経済の世界では
水面下ではいろいろな変化が進んでいます。
例えば、今の時期の桜の木は、花も葉もない姿で、
一見、何の変化も起きていないように見えます。
けれども、冬の間にしっかりと養分や水分を吸収して、
春に華々しく開花させるために粛々と準備をしています。
この準備の時期なくして、春に桜は咲かないのです。
表面には見えない、地味な準備や努力の
大切さを冬の桜の木を目にする度に感じます。
さて、そんなさなかの2023年の２月です。
今月は特に、やがて来る新しい時代に向けて
不要なものを手放したり、スキマを作ったり、
脱皮したり終わらせたり、ということを
意識すると良いようです。
お掃除やお片付けに意識を向けるのも
良いと思います。
最近、あちこちで耳にするのは
「瞑想」という言葉です。
１月に開催した「光を観る旅」では
北鎌倉にある二つの禅寺を訪ねました。
座禅をする、というのは「無」になる、
深く内側にアクセスする、という行為です。
私たちはつい、スマホという便利な道具のおかげで
SNSや動画などの外側の情報に心を奪われがちですが
内観、内側を見つめる時間は重要です。
そもそも、私がスピリチュアルな世界に
深く分け入っることになったのは
ヒマラヤのヨギに伝わる秘儀だったという
瞑想を学んだことがきっかけです。
潜在意識のさらに奥にあるという
宇宙意識にアクセスする瞑想法を教わって
日々の心持ちも、人生観も激変しました。
その当時の先生から、
「人生の目的は幸せになること」と教わって、
心がとても軽くなりました。
悲観的な考え方をすることが減り、
シンクロニシティは日常的になり、
時間軸が明らかに加速しました。
「魂の進化」の速度が変わるのだと聞いて
さすがはヒマラヤのヨギの秘伝だと
敬服したものです。
その瞑想を学んだのは３０年以上も前のことですが
あの当時に、こうなったらいいなと感じていたことが
今、世の中全体に広がっているのを感じます。
コロナ禍を経て、新しい時代の到来が
もうすぐそこまで来ているように思います。
何やら妙な静けさ、気配を感じるのです。
私たちは古い時代の常識を脱ぎ捨てて、
新たな時代への変革を目前に控えている状態です。
「組織」や「集団」が力を持つ時代から
「個人」「個性」の時代への移り変わり。
同じ方向を向いている人々と共に、
ゆるやかなコミュニティを創造していくことが
これからの時代の流れになると思います。
そのためにも、他者の動向を探るよりは
「自分にとって」何が必要か、不必要か。
「自分にとって」何が心地よくて、不快であるか。
それを明確に感じ取ることが大事だと思います。
損得勘定や左脳的思考からはじき出す答えではなく、
右脳的な感覚や感情を大事にする、ということです。
そのためにも、身の周りを整えて
自分の状態や立ち位置を
再確認することを意識してみませんか。
春への準備は、すでにここから始まるのです。
AKIKO.HASEGAWA